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お知らせ <アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ> 2/9(土)より1週間限定、日替わり上映決定!(一部上映時間変更)

<ヌーヴォ―・ロマン>の旗手アラン・ロブ=グリエ、幻の映画監督作6作品をKBCシネマで2/9(土)より1週間限定、1日1作品日替わりで上映!
※2/4付で上映スケジュールを一部変更しております。ご了承ください。

『不滅の女』
1963年/フランス=イタリア=トルコ/モノクロ/101分
出演:フランソワーズ・ブリオン、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ、カトリーヌ・ロブ=グリエ他

イスタンブールで休暇を過ごし始めた教師の男は、陽気だがどこか謎めいた若い女と出会う。女との邂逅を重ねるうち、男は彼女の不可解さにみずからの妄執をかき立てられ…従来の「劇映画」の概念を大きく逸脱した過激な語り口が世の驚愕と憤怒を同時に招来した、いまだ「新しさ」に満ちたロブ=グリエの記念すべき監督デビュー作。
上映時間:2月11日(月)①20:35~22:20 

『ヨーロッパ横断特急』
1966年/フランス=ベルギー/モノクロ/95分
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、マリー=フランス・ピジェ 他

パリからアントワープへと麻薬を運ぶ男の波乱万丈な道中を、幾重にも織重なったメタフィクションで構築し“ヨーロピアン・アバンギャルドの最重要作品”、“最も成功した、理解しやすい実験映画”と絶賛された2作目。ロブ=グリエ自身は“ポルノ映画”とうそぶく、スリラー映画の枠組みを借りてシリアスとコミカル、嘘と真実、合理と非合理の境界を軽やかに行き来する快作。
上映時間:
2月10日(日)①19:05~20:40 (※2/4付で変更しております。)
2月14日(木)①19:10~20:45

『嘘をつく男』
1968年/フランス=イタリア=チェコスロヴァキア/モノクロ/95分
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン他

舞台は、第二次大戦末期のスロバキア共和国。小さな村に、突如現れた異邦人。レジスタンスの英雄ジャンの同志だと名乗る男は、彼の妻や妹を誘惑し始める…。ボルヘスの短編「裏切り者と英雄のテーマ」(『伝奇集』)を下敷きに、ロブ=グリエが敬愛するルイジ・ピランデッロへのオマージュも込めつつ、現実と虚構のデッドゾーンへと観るものすべてを誘う。
上映時間:2月12日(火)①20:45~22:20

『エデン、その後』
1970年/フランス=チェコスロヴァキア=チュニジア/カラー/98分
出演:カトリーヌ・ジュールダン、ピエール・ジメール、リシャール・ルドウィック他

「カフェ・エデン」にたむろして退廃的な遊戯や儀式に興ずるパリの大学生の一団。彼らの前に突如姿をあらわした謎の男が差し出す麻薬らしき粉末を摂取した若い娘ヴィオレットは、死や性愛をめぐるさまざまな幻覚に襲われる…。“『不思議の国のアリス』と『O嬢の物語』の恐るべき邂逅”とも評された、蠱惑的な色彩設計やSM行為、チュニジア・ロケ等鮮やかな画面に目を奪われるロブ=グリエ初のカラー作品。
上映時間:2月13日(水)①20:45~22:25

『快楽の漸進的横滑り』
1974年/フランス/カラー/106分
出演:アニセ―・アルヴィナ、ジャン=ルイ・トランティニヤン、イザベル・ユペール 他

ルームメイト殺しの容疑で逮捕された若く美しい女・アリス。被害者は、ベッドに拘束され心臓はハサミで突き刺されている。体には書きかけの聖女の殉教の絵…。本作について、「この女性は来るべき革命の希望を体現しているのだ」とロブ=グリエ自身は語る。しかし公衆道徳に反するともみなしうる先進的表現が物議をかもし、各国で上映禁止、フィルムが焼かれる事件まで発生した。
上映時間:
2月 9日(土)①18:30~20:20 (※2/4付で変更しております。)
2月15日(金)①21:15~23:05

『囚われの美女』
1983年/フランス/カラー/85分
出演:ダニエル・メグイシュ、ガブリエル・ラズール、シリエル・クレール 他

デューク・エリントンのジャズ・ナンバーが流れるナイト・クラブ。なまめかしく踊るブロンドの美女を、黒いス―ツを身にまとった男が見つめている。男の名は、ヴァルテル。謎の地下組織で情報の運び屋をしている。シュルレアリスム画家ルネ・マグリットの同名作品を含む多数の絵画をモチーフに、幻想とめくるめく官能が交錯するロブ=グリエ日本で唯一の劇場公開作。
上映時間:2月14日(木)①20:55~22:25

 

【上映作品・スケジュール一覧】
2月9日(土)
『快楽の漸進的横滑り』①18:30~20:20 (※2/4付で変更しております。)

2月10日(日)
『ヨーロッパ横断特急』①19:05~20:40(※2/4付で変更しております。)

2月11日(月)
『不滅の女』①20:35~22:20

2月12日(火)
『嘘をつく男』①20:45~22:20

2月13日(水)
『エデン、その後』①20:45~22:25

2月14日(木)
『ヨーロッパ横断特急』①19:10~20:45
『囚われの美女』①20:55~22:25

2月15日(金)
『快楽の漸進的横滑り』①21:15~23:05

是非、劇場でご覧くださいませ。

http://www.zaziefilms.com/arg2018/index.html

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劇場所在地

KBCシネマ1・2

  • 〒810‐0071 福岡市中央区那の津1‐3‐21
  • TEL.092-751-4268
  • FAX.092-712-8229
  • ※12/31及び1/1は休館いたします。
  • ※開館時間はスケジュールにより異なります。
  • ※開館からレイトショー上映開始まで、スタッフが電話対応致します。劇場の受付が混雑している際は、お電話が自動音声案内に切り替わる場合がございます。何卒ご了承くださいませ。
アクセス情報
  • 西鉄バス「那の津口(ボートレース福岡入口)」徒歩 約2分
  • 市営地下鉄「天神」徒歩 約10分
  • 西鉄大牟田線「福岡(天神)」徒歩 約15分
  • イオンショッパーズ福岡店 徒歩 約5分
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料金
対象(※特別興行、一部作品を除く) 料金
一般(大人) ¥2,000
大学・高校生(要学生証) ¥1,200
中・小学生(中学は要学生証) ¥1,000
幼児(3~6歳) ¥1,000
シニア(60歳以上・要年齢証明) ¥1,300
障がい者手帳ご提示の方(本人および介助者1名まで) ¥1,100
夫婦50割引(要年齢証明)
※どちらかが50歳以上の場合、ご夫婦で2,600円でご鑑賞いただけます。
¥2,600
レイトショー(20時以降の上映回) ¥1,400
KBCシネマ会員サービスデー(毎週火・木曜日、会員限定) ¥1,200
レディースデイ(毎週水曜日、女性限定) ¥1,300
映画の日(毎月1日) ¥1,300
イイ映画の日(毎月11日) ¥1,300
ふたりデイ(毎月22日)※お二人様で2,600円でご鑑賞いただけます。 ¥1,300

※チケットのご購入にはクレジットカード(VISA、MasterCard)をご利用いただけます。

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