近日公開作品

濱口竜介監督特集上映《突然、偶然、必然》

6月19日(金)~7月2日(木)

濱口竜介監督特集上映《突然、偶然、必然》

日本

監督:
濱口竜介
濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』公開記念!
『何食わぬ顔』から『悪は存在しない』まで、15作品を一挙上映!
※『親密さ』前編・後編上映(休憩あり)
※『ハッピーアワー』1部、2部、3部上映(各休憩あり)
※中編プログラム4本立て上映(休憩なし)
[中編プログラム=『永遠に君を愛す』(58分)+『天国はまだ遠い』(38分)+『不気味なものの肌に触れる』(54分)+『Walden』(2分) ](計152分)

①『何食わぬ顔』(long version)(2002年/98分)
友人に言われるままに亡兄の遺作となる8ミリ映画を撮影する野村。彼の煮え切らない態度は周囲を戸惑わせる。東京大学映画研究会にて前編8mmフィルムで撮影された本作は、濱口が敬愛するジョン・カサヴェテス監督『ハズバンズ』(1970)の影響が色濃い。映画内映画の緻密な構成など、濱口映画のエッセンスがすでに本作には詰まっている。
監督・脚本・編集:濱口竜介/出演:松井智、濱口竜介、岡本英之、遠藤郁子、石井理絵

②『PASSION』(2008年/115分)
結婚間近の果歩と智也を祝う席上、智也の過去の浮気が発覚し…。男女2人が揺れ動く一夜を描いた群像劇。渋川清彦、河井青葉、占部房子と、『偶然と想像』や濱口作品の常連になる俳優たちが結集している。第56回サン・セバスチャン国際映画祭、第9回東京フィルメックスへ出品され映画作家・濱口竜介が世界に発見されるきっかけとなった初期代表作。
監督・脚本:濱口竜介/出演:河井青葉、岡本竜汰、占部房子、岡部尚、渋川清彦

③『永遠に君を愛す』(2009年/58分)
結婚式当日を迎えた永子と誠一の1日を描く。永子には婚約者・誠一に言い出せない秘密があった。『PASSION』に出演した河井青葉と岡部尚が出演し、同作とは反転したような役柄を演じている。秘密と本音が明らかになっていくスリリングさを基調としつつ、突拍子もない展開に笑ってしまうような要素にも満ちた中編作品。
監督:濱口竜介/脚本:渡辺裕子/出演:河井青葉、杉山彦々、岡部尚、菅野莉央、天光眞弓、小田豊

④『THE DEPTHS』(2010年/121分)
韓国人カメラマン・ぺファンは日本滞在中に男娼のリュウをモデルとして見出すも、過酷な運命が二人を待つ。濱口作品初参加となった石田法嗣が、さまざまな境界を取り払っていくリュウを演じる。東京藝術大学と韓国国立映画アカデミーによる共同製作作で、キャストだけでなくスタッフも日韓混成チームで行われた。
監督:濱口竜介/脚本:大浦光太、濱口竜介/出演:キム・ミンジュン、石田法嗣、パク・ソヒ、米村亮太朗、村上淳

⑤『親密さ』(2012年/255分)
ENBUゼミナールの映像俳優コースの修了作品としてスタートした企画。「親密さ」という演劇を作り上げていく過程をフィクションとして演じる前半と、実際の上映を記録し映画として構成した後半の二部構成で描かれる傑作青春群像劇。現実と虚構が複雑に交錯し続け、虚実の彼岸にあるリアリティーの核心が胸を揺さぶる。
監督・脚本:濱口竜介/出演:平野鈴、佐藤亮、田山幹雄、伊藤綾子、手塚加奈子、新井徹、菅井義久、香取あき

⑥『なみのおと』(2011年/142分)
酒井耕との共同監督による「東北記録映画三部作」の第一作で、津波被害を受けた三陸沿岸部に暮らす人々の対話を撮り続けたドキュメンタリー。親しいもの同士が震災について見つめ合い、語り合う口承記録の形が取られている。未曾有の事態に対してカメラは何を記録し、この被災を伝え続けることができるのか。被災地の悲惨な映像ではなく、映画が「良き伝承者」となるよう、対話と、そこから生成される人々の感情を記録しようとする。
監督:酒井耕、濱口竜介

⑦『なみのこえ 新地町』(2013年/103分)
2012年1月から2012年6月に、福島第一原子力発電所から約50キロ離れた場所に位置する福島県新地町に暮らす6組10名への対話形式インタビュー。三部作に共通して、両監督が聞き手として、カメラを正面から向けられる被写体としても登場することから、制作者の倫理的な態度が窺える。「聞く」ことで得られる「いい声」(書籍『カメラの前で演じること』)という経験は、その後制作した『ハッピーアワー』にも大きく示唆を与えた。
監督:酒井耕、濱口竜介

⑧『なみのこえ 気仙沼』(2013年/109分)
2012年1月から2013年3月に行われた宮城県気仙沼市に暮らす7組11名への対話形式インタビューの記録。『なみのおと』から一年が経ち、「被災者」の声ではなく、現実にそこに生きる「一人ひとり」の声として対話が記録された。発言は、当事者による一次情報としてただ提示されるのではなく、カメラは声の抑揚や発言者や聞き手の表情など言葉に還元できない要素を捉える。
監督:酒井耕、濱口竜介

⑨『うたうひと』(2013年/120分)
100年先への被災体験の伝承という課題に対して、東北地方伝承の民話語りから示唆を得て、みやぎ民話の会の小野和子を聞き手に迎え、伝承の民話語りが記録された。語り手と聞き手の間に生まれる民話独特の「語り/聞き」の場は、創造的なカメラワークによって記録され、スクリーンに再現される。映画と民話の枠を超えた新たな伝承映画。
監督:酒井耕、濱口竜介

⑩『不気味なものの肌に触れる』(2013年/54分)
千尋は父を亡くして、腹違いの兄・斗吾が彼を引き取る。斗吾と彼の恋人・里美は千尋を暖かく迎えるが、千尋の孤独は消せない。千尋が夢中になるのは、同い年の直也とのダンスだ。しかし、無心に踊る彼らの街ではやがて不穏なできごとが起こりはじめる…。来るべき長編映画『FLOODS』のパイロット版でもある異色作。
監督:濱口竜介/脚本:高橋知由/出演:染谷将太、渋川清彦、石田法嗣、瀬戸夏実、村上淳、河井青葉、水越朝弓

⑪『ハッピーアワー』(2015年/317分)
30代も後半を迎えた、あかり、桜子、芙美、純の4人は、なんでも話せる親友同士だと思っていた。純の秘密を知るまでは…。市民参加による「即興演技ワークショップ in Kobe」から誕生した。ほとんどの登場人物を演技未経験者がつとめ、これまでにない試みでつくりあげた三部構成の本作は、第68回ロカルノ映画祭で最優秀女優賞を受賞した。
監督:濱口竜介/脚本:はたのこうぼう(濱口竜介、野原位、高橋知由)/出演:田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りら

⑫『天国はまだ遠い』(2016年/38分)
AVのモザイク付けを生業とする雄三は、女子高生の三月(みつき)と奇妙な共同生活を送っている。ある日、三月の妹から雄三に一本の電話が入る。見える/見えない/見せないこと、カメラを向ける/向けられるなど、過去作とも共通した主題が現れつつ、不思議な爽快感も残す。当初『ハッピーアワー』制作のためのクラウドファンディングのリターンとして企画された短編作品。
監督・脚本:濱口竜介/出演:岡部尚、小川あん、玄理

⑬『偶然と想像』(2021年/121分/PG12)
親友同士の他愛のない恋バナ、大学教授に教えを乞う学生、20年ぶりに再開した女友達…。「偶然」をテーマにした3つの物語が織りなされる初の「短編集」。小さな撮影体制でリハーサル・撮影時間を充分に確保し、俳優たちの軽やかでいて繊細な表現を丁寧に映し出す。第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)受賞した。
監督・脚本:濱口竜介/出演:古川琴音、中島歩、玄理、渋川清彦、森郁月、甲斐翔真、占部房子、河井青葉

⑭『Walden』(2022年/2分)
木々が映る水面を、風が揺らし、アメンボが波紋を広げる。鳥や蟬たちの鳴き声が響くなか、ダグラス・サーク監督『天が許し給うすべて』(55)より、ソロー作『ウォールデン』を読むジェーン・ワイマンの声が重ねられる。第60回ウィーン国際映画祭のトレイラーとして作られた、フィックス撮影によるワンショット映画。
監督・撮影・録音・編集:濱口竜介

⑮『悪は存在しない』(2023年/106分)
豊かな自然が残る長野県、水挽町。代々そこで慎ましく暮らしていた巧と一人娘の花だったが、ある日近くにグランピング場を作る計画が持ち上り、その余波は次第にふたりの生活にも及んでいく。『ドライブ・マイ・カー』で音楽を担当した石橋英子のライブ用サイレント映像『GIFT』と共に生まれた長編映画。第80回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞。
監督・脚本:濱口竜介/出演:大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁、菊池葉月、三浦博之、鳥井雄人、山村崇子

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劇場案内 THEATER INFORMATION

劇場所在地

KBCシネマ1・2

〒810-0071 福岡市中央区那の津1-3-21
TEL.092-751-4268
FAX.092-712-8229

  • ※12/31及び1/1は休館いたします。
  • ※開館時間はスケジュールにより異なります。
  • ※開館から最終上映開始まで、スタッフが電話対応致します。劇場の受付が混雑している際は、お電話が自動音声案内に切り替わる場合がございます。何卒ご了承くださいませ。

アクセス情報

  • 西鉄バス「那の津口(ボートレース福岡入口)」徒歩 約2分
  • 市営地下鉄「天神」徒歩 約10分
  • 西鉄大牟田線「福岡(天神)」徒歩 約15分
  • イオンショッパーズ福岡店 徒歩 約5分

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料金

対象 (※特別興行、一部作品を除く) オンライン 窓口
一般(大人) ¥2,000 ¥2,000
大学・高校生(要学生証) ¥1,200 ¥1,300
中・小学生(中学は要学生証) ¥1,000 ¥1,100
幼児(3~6歳) ¥1,000 ¥1,100
シニア(60歳以上・要年齢証明) ¥1,300 ¥1,400
障がい者手帳ご提示の方(本人および介助者1名まで) ¥1,100 ¥1,200
夫婦50割引(要年齢証明)
※どちらかが50歳以上の場合、夫婦で2,600円でご鑑賞
¥2,600 ¥2,800
レイトショー(20時以降の上映回) ¥1,400 ¥1,500
シネマWEB会員(レギュラー) ¥1,400 ¥1,500
シネマWEB会員サービスデイ(毎週火・木曜日、会員限定) ¥1,200 ¥1,300
シネマWEB会員(シニア) ¥1,200 ¥1,300
シネマWEB会員(ゴールド) ¥1,200 ¥1,300
シネマWEB会員(プラチナ) ¥1,100 ¥1,200
映画の日(毎月1日) ¥1,300 ¥1,400
イイ映画の日(毎月11日) ¥1,300 ¥1,400
ふたりデイ(毎月22日、おふたりでの料金)
※お二人様で2,600円でご鑑賞
¥2,600 ¥2,800
金曜サービスデイ(毎週金曜日) ¥1,500 ¥1,600

チケットのご購入にはクレジットカード(VISA、MasterCard)をご利用いただけます。

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