近日公開作品
6月5日(金)~
ロベール・ブレッソン傑作選
フランス
- 監督:
- ロベール・ブレッソン
映画監督ロベール・ブレッソンの名前を知っている人も多いだろう。その名前はどんなイメージを抱かせているだろうか、難しい映画を撮る人だと思われていないだろうか? ブレッソン映画は、その特徴で説明されることも多かった。 職業俳優を使わない、出演者に演技をさせない、伴奏音楽を使わない、必要なもの以外は登場させない――禁止事項ばかりということか?これでは難しそうな印象になるのも無理はない。 本当にそうだろうか。それらの特徴は禁止事項ではなく、すべてを提示してわたしたちの感覚を縛り付けるのではない、観客の感性を強く信頼しているからだと言えまいか。 ひとたび映画館の暗闇でスクリーンに向き合えば、いろいろなものが見え、そして聞こえてくるだろう。 『スリ』の手の動き、『バルタザールどこへ行く』の少女の迷い、『少女ムシェット』の囚われる視線、『白夜』の輝き、『ラルジャン』の抗えない悪……。 今回の特集では『スリ』『バルタザールどこへ行く』『少女ムシェット』『ラルジャン』に新たな字幕翻訳を作成した。 また5作品すべてを、現在ある最新のレストア版にて上映する。 『ラルジャン 2Kレストア』 高校生が軽い気持ちで使った一枚の偽札が、巡り巡って燃料配達員イヴォンの手に渡り、そこから雪崩のように悪が突き進む。 題名の『ラルジャン』(L’Argent)とは、フランス語で金(かね)を意味する。原作はトルストイの中篇小説『にせ利札』。ブレッソンはこの小説で描かれる悪の連鎖を、透徹した眼差しで見つめた。本作は、撮影当時、すでに80歳を超えていたブレッソンの長篇13作目にして遺作であり、映画史上に屹立する最高傑作である。 監督・脚本・台詞:ロベール・ブレッソン、原作:トルストイ『にせ利札』、撮影:エマニュエル・マシュエル、パスカリーノ・デ・サンティス、音楽:J.S.バッハ「半音階的幻想曲とフーガニ短調BWV903」(演奏/ミシェル・ブリゲ)、製作:マリオンズ・フィルム、エオス・フィルム 出演:クリスチャン・パティ、カロリーヌ・ラング、マルク=エルネスト・フルノー、ヴァンサン・リステルッチ、シルヴィー・ヴァン・デン・エルセン、ミシェル・ブリゲ 1983年/フランス・スイス合作/フランス語/カラー/85分/1.66:1/ モノラル/原題:L’Argent/日本語字幕:高部義之 『スリ 2Kレストア』 優れた人間は法を犯す自由があると考える青年ミシェルは、スリの技に魅了され自ら破滅の道を進む。 ドストエフスキーの『罪と罰』をもとにブレッソンが描く魂の遍歴。前作『抵抗』に続き本作でも職業俳優は使われていない。撮影当時16歳だったジャンヌ役のマリカ・グリーンは、これを機に俳優となる。元スリで奇術師のカッサジが指導したスリのシーンは、最小限のカメラワークと緊密な編集で、官能的ともいえる手の美しさを画面に刻み付けている。 監督・脚本・台詞:ロベール・ブレッソン、撮影:レオンス=アンリ・ビュレル、音楽:ジャン=バティスト・リュリ、スリ技術指導:カッサジ、製作:アニエス・ドラエ・プロダクション 出演:マルタン・ラサール、マリカ・グリーン、ジャン・ペレグリ、ドリー・スカル、ピエール・レマリ、カッサジ、ピエール・エテックス、セザール・ガッテーニョ 1959年/フランス/フランス語/モノクロ/76分/1.37:1/モノラル/原題:Pickpocket/日本語字幕:高部義之 『バルタザールどこへ行く 4Kレストア』 聖人のようにバルタザールと名付けられた小さなロバは、幼いマリーに引き取られ可愛がられる。やがてバルタザールは他の飼い主たちの手に渡り、次々と人間の業に翻弄される。一方マリーは、幼馴染のジャックの求愛を退け、みずから求めるかのように苦難の道を歩んでいく。 ドストエフスキーの長篇小説『白痴』の挿話から着想を得たブレッソンの異色作。ブレッソンによれば、バルタザールの生涯は二つの図式からなる。一つは、ロバも人間のような成長過程を辿るというもの。そしてもう一つは、ロバが人類の悪徳を象徴する人間たちに次々と苦しめられるというもの。職業俳優を使わないブレッソンだが、本作では、ロバも調教されていない動物が選ばれた。マリー役は、一時期ゴダールの伴侶でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキー。彼女は、この後、俳優、小説家となる。 監督・脚本・台詞:ロベール・ブレッソン、撮影:ギラン・クロケ、音楽:シューベルト「ピアノソナタ第20番」イ長調 D959(演奏/ジャン・ヴィエネル)、製作:パルク・フィルム、アルゴス・フィルム、アトス・フィルム、スウェーデン映画協会 出演:アンヌ・ヴィアゼムスキー、フランソワ・ラファルジュ、フィリップ・アスラン、ナタリー・ショワイヤー、ヴァルテル・グレーン、ジャン=クロード・ギルベール、ピエール・クロソウスキー、フランソワ・シュルロ、マリー゠クレール・フレモン、ジャン゠ジョエル・バルビエ、ジャン・レミニャール、ギィ・ブレジャック、ジャック・ソルベ、ジル・サンディエ 1966年/フランス・スウェーデン合作/フランス語/カラー/95分/1.66:1/モノラル/原題:Au hasard Balthazar/日本語字幕:高部義之 『少女ムシェット 4Kレストア』 重病の母とアルコール依存症の父を持つ14歳のムシェットは、学校で友人もなく孤独で苦しい日々を過ごしている。ある日、森で道に迷った彼女は密猟者のアルセーヌに助けられるが、その夜、辛い出来事が起こる……。 カトリックの作家ベルナノスの原作をもとに、ブレッソン自ら脚色した作品。この作品で音楽が使われるのは冒頭と最後のみで、劇中では背景音を組み立てた豊かな音響と切り詰められた台詞で緊張感が高められている。ジム・ジャームッシュは本作を映画史上のトップ10に選んでいる。 監督・脚本・台詞:ロベール・ブレッソン、原作:ジョルジュ・ベルナノス『新ムシェット物語』、撮影:ギラン・クロケ、音楽:モンテヴェルディ、ジャン・ヴィエネル、製作:アルゴス・フィルム、パルク・フィルム 出演:ナディーヌ・ノルティエ、ポール・エベール、マリア・カルディナール、ジャン=クロード・ギルベール、ジャン・ヴィムネ、マリー・シュシニ、マリー・トリシェ、レイモンド・シャブラン、リリアーヌ・プランセ、シュザンヌ・ユグナン 1967年/フランス/フランス語/カラー/81分/1.66:1/モノラル/原題:Mouchette/日本語字幕:高部義之/PG12 『白夜 4Kレストア』 なぜ、あなたをとても好きなのかわかる? 私に恋してないからよ ドストエフスキーの原作では19世紀のペテルブルクが舞台だったが、ブレッソンは撮影当時のパリに移し、セーヌ河畔とポンヌフを背景に若き男女の出会いを見つめていく。70年代のパリの街、セーヌの夜を彩る歌や音楽、観光船の眩い美しさ……さまざまな魅力に溢れる傑作が、ついに4Kレストアされ、鮮明な映像でよみがえる。 監督、脚本、台詞:ロベール・ブレッソン、原作:ドストエフスキー、撮影:ピエール・ロム、音楽 :ミシェル・マーニュ、グループ・バトゥーキ、クリストファー・ヘイワード、ルイ・ギター、F. R. ダヴィド、製作:アルビナ・プロダクション、イ・フィルム・デロルソ、ヴィクトリア・フィルム、ジャン・ヴィトリオ・バルディ、フランス国営放送 出演:イザベル・ヴェンガルテン、ギヨーム・デ・フォレ、ジャン=モーリス・モノワイエ、ジェローム・マサール、パトリック・ジュアネ 1971年/フランス・イタリア合作/フランス語/カラー/83分/1.66:1/モノラル/原題:Quatre Nuits d'un rêveur/日本語字幕:寺尾次郎
6月5日(金) 金曜サービスデイ
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バルタザールどこへ行く 4Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
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少女ムシェット 4Kレストア PG12
ロベール・ブレッソン傑作選
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白夜 4Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
6月6日(土)
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スリ 2Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
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ラルジャン 2Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
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白夜 4Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
6月7日(日)
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少女ムシェット 4Kレストア PG12
ロベール・ブレッソン傑作選
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18:35
~ 20:00
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6月8日(月)
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バルタザールどこへ行く 4Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
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15:20
~ 17:00
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少女ムシェット 4Kレストア PG12
ロベール・ブレッソン傑作選
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17:10
~ 18:35
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白夜 4Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
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18:45
~ 20:10
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6月9日(火) シネマ会員デイ
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スリ 2Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
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15:40
~ 17:00
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ラルジャン 2Kレストア
ロベール・ブレッソン傑作選
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14:00
~ 15:30
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劇場案内 THEATER INFORMATION
劇場所在地
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KBCシネマ1・2
〒810-0071 福岡市中央区那の津1-3-21
TEL.092-751-4268
FAX.092-712-8229
- ※12/31及び1/1は休館いたします。
- ※開館時間はスケジュールにより異なります。
- ※開館から最終上映開始まで、スタッフが電話対応致します。劇場の受付が混雑している際は、お電話が自動音声案内に切り替わる場合がございます。何卒ご了承くださいませ。
アクセス情報
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- 西鉄バス「那の津口(ボートレース福岡入口)」徒歩 約2分
- 市営地下鉄「天神」徒歩 約10分
- 西鉄大牟田線「福岡(天神)」徒歩 約15分
- イオンショッパーズ福岡店 徒歩 約5分
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料金
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対象 (※特別興行、一部作品を除く) オンライン 窓口 一般(大人) ¥2,000 ¥2,000 大学・高校生(要学生証) ¥1,200 ¥1,300 中・小学生(中学は要学生証) ¥1,000 ¥1,100 幼児(3~6歳) ¥1,000 ¥1,100 シニア(60歳以上・要年齢証明) ¥1,300 ¥1,400 障がい者手帳ご提示の方(本人および介助者1名まで) ¥1,100 ¥1,200 夫婦50割引(要年齢証明)
※どちらかが50歳以上の場合、夫婦で2,600円でご鑑賞¥2,600 ¥2,800 レイトショー(20時以降の上映回) ¥1,400 ¥1,500 シネマWEB会員(レギュラー) ¥1,400 ¥1,500 シネマWEB会員サービスデイ(毎週火・木曜日、会員限定) ¥1,200 ¥1,300 シネマWEB会員(シニア) ¥1,200 ¥1,300 シネマWEB会員(ゴールド) ¥1,200 ¥1,300 シネマWEB会員(プラチナ) ¥1,100 ¥1,200 映画の日(毎月1日) ¥1,300 ¥1,400 イイ映画の日(毎月11日) ¥1,300 ¥1,400 ふたりデイ(毎月22日、おふたりでの料金)
※お二人様で2,600円でご鑑賞¥2,600 ¥2,800 金曜サービスデイ(毎週金曜日) ¥1,500 ¥1,600 チケットのご購入にはクレジットカード(VISA、MasterCard)をご利用いただけます。
