近日公開作品

TBSレトロスペクティブ映画祭 第3回石井ふく子特集

7月31日(金)~8月6日(木)

TBSレトロスペクティブ映画祭 第3回石井ふく子特集

日本

TBS 収蔵の貴重なフィルムをデジタル修復して劇場公開する「TBS レトロスペクティブ映画祭」。昨年開催された第2回・実相寺昭雄特集では、その色あせない映像表現が大きな反響を呼び、7/31(金)より今年、第3回の開催が決定しました!

第3回目は、「石井ふく子特集」。日本で「ホームドラマ」というジャンルを確立した偉大な功績のみならず、今年9月で100歳、今なお走り続ける世界最高齢の現役プロデューサー・演出家。そんな彼女が盟友・橋田壽賀子や、森光子、南田洋子、池内淳子、大空眞弓、長山藍子ら昭和を彩った名女優たちと手掛けた、その原点ともいえる『日曜劇場』の傑作8作品を、60年の時を経てスクリーンに蘇らせる。そして彼女の現在・過去・未来に迫った、佐井大紀監督の撮りおろしドキュメンタリー作品も上映。

〈上映作品ラインナップ〉
★『日曜劇場』 
1956年以降、毎週日曜よる9時からTBS系列で放送されている、日本で最も長い歴史を持つドラマ番組枠。1958年、石井は日本電建の社員でありながら、この枠の2代目プロデューサーを引き受ける。

①『時間ですよ』(デジタル修復版)(1965年7月4日放送)
後に久世光彦×向田邦子コンビでシリーズ化された名作の元祖単発ドラマ。
銭湯「泉湯」の女主人(森光子)は大の働き者だが、その夫(中村勘三郎)は女癖が悪くいつも遊んでいた。ある日近所の未亡人が妊娠、しかもその相手が女主人の夫だという噂が立ち…。「ただの水で稼ごうなんて、水商売もいいとこだわ」など橋田セリフの切れ味は素晴らしく、女性の働き方や生活保護問題など、すでに令和の社会問題を扱っている。森光子は石井の母と交流があった。
脚本:橋田壽賀子/出演:中村勘三郎、森光子

②『愛と死をみつめて(前篇)』(デジタル修復版)(1964年4月12日放送)
脚本、橋田壽賀子。石井×橋田コンビの原点とも呼べる伝説的作品。
十代で難病を患ったみち子(大空眞弓)と、遠距離でもひたむきに彼女を愛する大学生・実(山本学)の悲恋。「手術で顔の半分を切除するくらいなら死にたい」と言うみち子に、実は無償の愛を捧げて手術を決意させる。橋田が書いた台本は電話帳くらい分厚かったが、「カットしたくない」と言う橋田の想いを受け、石井は『日曜劇場」において初の前後編を決意した。
原作:大島みち子/脚本:橋田壽賀子/出演:大空眞弓、山本学

③『愛と死をみつめて(後篇)』(デジタル修復版)(1964年4月19日放送)
脚本、橋田壽賀子。石井×橋田コンビの原点とも呼べる伝説的作品。
手術を経て一命を取り留めたみち子(大空眞弓)。しかし、さらなる苦難が若い二人を待ち受けていた…。ほぼ病室だけで展開される密室劇だが、セリフは力強く、カメラワークも流麗で圧巻。手紙を読み上げるラストシーン、本来は台本に沿って暗転するところを、監督は現場の直感で大空眞弓の表情を撮り続けた。親の愛、恋人の愛、本人の望み…全てが切ない普遍的な愛の物語。
原作:大島みち子/脚本:橋田壽賀子/出演:大空眞弓、山本学

④『みれん』(デジタル修復版)(1963年6月30日放送)
原作、瀬戸内寂聴。仲代達矢出演で映画化もされた名作。
ともこ(渡辺美佐子)は小杉(下元勉)と8年間も不倫していたが、かつてともこを当時の夫から奪った年下の男・涼太(小池朝雄)ともいまだに関係していた。嫉妬深い二人の男の狭間で揺れる女心を描く、瀬戸内寂聴の初期作。激しい情念の世界で「女の生き様」というテーマが息づいている。
原作:瀬戸内晴美/脚本:田井洋子/出演:渡辺美佐子、下元勉、小池朝雄

⑤『廃市』(デジタル修復版)(1965年6月27日放送)
大林宣彦も映画化した名作のドラマ版。
舞台は九州の柳川、人々は死んだような町で死んだように生きていた。郁代(南田洋子)は夫・直之(仲谷昇)が妹の安子(大空眞弓)に想いを寄せているという噂に傷つき、家を出て寺にこもってしまう。閉塞感の中で渦巻く男女の激情とは裏腹に、川辺のロケシーンはまるでルノワールの絵画のようにどこまでも美しい。
原作:福永武彦/脚本:田井洋子/出演:大空眞弓、南田洋子、仲谷昇

⑥『秋津温泉』(デジタル修復版)(1967年7月2日放送)
吉田喜重も映画化した名作のドラマ版。
ある日、数年ぶりに秋津温泉を訪ねた貧しい作家の周作(児玉清)。若女将の新子(大空眞弓)は待ち焦がれた再会に胸を躍らせるが、周作はすでに妻子ある身だった。そこに周作がかつて憧れた未亡人の女や、新子の縁談の相手まで絡み、複雑な大人の恋模様が展開される。演出は、後に『岸辺のアルバム』や『ふぞろいの林檎たち』を手掛ける鴨下信一。
原作:藤原審爾/脚本:八住利雄/演出:鴨下信一/出演:大空眞弓、児玉清

⑦『女と味噌汁』(デジタル修復版)(1965年6月20日放送)
脚本、平岩弓枝。食を通してシスターフッドを描く傑作、第1弾。
新宿の芸者・てまり(池内淳子)の夢は、得意の味噌汁を売りにした店を出すこと。お座敷の客・桐谷(佐藤英夫)との不貞がばれて、その妻が家に乗り込んでくるが、口論の末2人は打ちとけてしまう。石井のアイデアでバナナを食べながら化粧をした長山藍子や、芸者どうしの殴り合いシーンなど、強い女性たちの活躍は時をこえて痛快で美しい。
脚本:平岩弓枝/出演:池内淳子、山岡久乃、長山藍子

⑧『続・女と味噌汁』(デジタル修復版)(1965年9月12日放送)
脚本、平岩弓枝。食を通してシスターフッドを描く傑作、第2弾。
キッチンカーを出店するために教習所へ通うてまり(池内淳子)は、妻と別居中の弁護士・久保田(川崎敬三)と親しくなる。久保田の家を訪ねたてまりは、漬物が生き甲斐の久保田の母に気に入られてしまい、それを知った久保田の妻・やすこが乗り込んでくる…。
脚本:平岩弓枝/出演:池内淳子、山岡久乃、長山藍子

★『石井ふく子 100歳~心のドラマの軌跡~』
御年100歳…世界最高齢の現役プロデューサー・演出家の原点と未来。
世界最高齢の現役プロデューサーとして、今なお新作を生み出し続けている石井ふく子。その創作の原点や名作の秘話、そして現役として走り続けている「いま」について、2026年の言葉で語ったロングインタビューに、過去の貴重な映像も交え、石井ふく子の神髄に迫る。
監督:佐井大紀/撮影・編集:松岡佑一郎

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劇場案内 THEATER INFORMATION

劇場所在地

KBCシネマ1・2

〒810-0071 福岡市中央区那の津1-3-21
TEL.092-751-4268
FAX.092-712-8229

  • ※12/31及び1/1は休館いたします。
  • ※開館時間はスケジュールにより異なります。
  • ※開館から最終上映開始まで、スタッフが電話対応致します。劇場の受付が混雑している際は、お電話が自動音声案内に切り替わる場合がございます。何卒ご了承くださいませ。

アクセス情報

  • 西鉄バス「那の津口(ボートレース福岡入口)」徒歩 約2分
  • 市営地下鉄「天神」徒歩 約10分
  • 西鉄大牟田線「福岡(天神)」徒歩 約15分
  • イオンショッパーズ福岡店 徒歩 約5分

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料金

対象 (※特別興行、一部作品を除く) オンライン 窓口
一般(大人) ¥2,000 ¥2,000
大学・高校生(要学生証) ¥1,200 ¥1,300
中・小学生(中学は要学生証) ¥1,000 ¥1,100
幼児(3~6歳) ¥1,000 ¥1,100
シニア(60歳以上・要年齢証明) ¥1,300 ¥1,400
障がい者手帳ご提示の方(本人および介助者1名まで) ¥1,100 ¥1,200
夫婦50割引(要年齢証明)
※どちらかが50歳以上の場合、夫婦で2,600円でご鑑賞
¥2,600 ¥2,800
レイトショー(20時以降の上映回) ¥1,400 ¥1,500
シネマWEB会員(レギュラー) ¥1,400 ¥1,500
シネマWEB会員サービスデイ(毎週火・木曜日、会員限定) ¥1,200 ¥1,300
シネマWEB会員(シニア) ¥1,200 ¥1,300
シネマWEB会員(ゴールド) ¥1,200 ¥1,300
シネマWEB会員(プラチナ) ¥1,100 ¥1,200
映画の日(毎月1日) ¥1,300 ¥1,400
イイ映画の日(毎月11日) ¥1,300 ¥1,400
ふたりデイ(毎月22日、おふたりでの料金)
※お二人様で2,600円でご鑑賞
¥2,600 ¥2,800
金曜サービスデイ(毎週金曜日) ¥1,500 ¥1,600

チケットのご購入にはクレジットカード(VISA、MasterCard)をご利用いただけます。

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