12月26日(金)～

チャップリン

2024 スペイン・ベネルクス・イギリス・フランス 原題：CHAPLIN　SPIRIT　OF　THE　TRANP 90分

監督：

カルメン・チャップリン

出演：

マイケル・チャップリン ジェラルディン・チャップリン ジョニー・デップ トニー・ガトリフ エミール・クストリッツァ

私には"ロマ"の血が流れてる

20世紀最大の映画スター　チャーリー・チャップリンのルーツに迫る新たな物語。

チャップリンが監督・主演した数々の名作、今回初公開となるプライベートフィルム、独占インタビューなど貴重な映像とともに、彼が映画で描き続けた“放浪紳士”のルーツを探るべく、息子マイケルが世界各地に赴き関係者やゆかりのある場所を訪ね歩く。
家族だけが知る素顔のチャーリーや晩年の様子もあきらかに。偉大過ぎる映画人を父に持ったマイケルの屈折した愛憎も描かれる。壮絶な幼少期から家族と過ごしたかけがえのない時間まで、チャップリンの波乱に満ちた人生を辿る。
ユダヤ人、共産主義者のなどレッテルを貼られてきたチャップリンだが、生前、実は自身が「ロマ(ジプシー)」の血を引いていることを誇りに思っていた。笑いや悲しみ、優しさや怒りで世界中の観客の心をつかんだ“放浪紳士チャップリン”はどこから生まれたのか。
『キッド』(1921)『独裁者』(1940)などを引用し、ジョニー・デップやエミール・クストリッツァなどチャップリンを敬愛する映画人のインタビューも交えて、チャップリン映画の流れているロマの影響を掘り下げていく。