当館で8月23日(金)より上映の『うんこと死体の復権』、8月25日(日)に関野吉晴監督、森 元斎氏(長崎大学准教授・哲学者)による舞台挨拶付き上映が決定いたしました!
【スケジュール】
8月25日(日)
15:10~17:00 本編上映
17:00~17:45 舞台挨拶
【料金】
通常料金(各種割引利用可)
※招待券は利用不可となります。
――――ゲスト――――
関野吉晴 (せきの・よしはる)
一橋大学在学中に同大探検部を創設し、1971年アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。その後、通算10年間以上にわたって、南米への旅を重ねる。その間、現地での医療の必要性を感じ、横浜市大医学部に入学。外科医師となり武蔵野赤十字病院、多摩川総合病院などに勤務する。その間も南米通いを続けた。1993年からは、アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの行程を、自らの脚力と腕力だけをたよりに遡行する旅「グレートジャーニー」を始める。南米最南端ナバリーノ島をカヤックで出発して以来、足かけ10年の歳月をかけて、2002年2月10日タンザニア・ラエトリにゴールした。2004年7月からは「新グレートジャーニー 日本列島にやって来た人々」をスタート。シベリアを経由して稚内までの「北方ルート」、ヒマラヤからインドシナを経由して朝鮮半島から対馬までの「南方ルート」を終え、インドネシア・スラウェシ島から石垣島まで手作りの丸木舟による4700キロの航海「海のルート」は2011年6月13日にゴールした。講演ではこれまでの経験から、環境問題、自然との共生、旅の経験談、目標を実現する意志と力などをテーマとしている。
森元斎 (もり・もとなお)
1983年東京生まれ。東京の西の大学のゼミで何故か農作業や山伏修験に参加。その後それを忘れるかのように哲学・思想史の研究に従事してパリまで行くも、お金がなくなって福岡にしばらく住む。その間に半農半X(日雇いや大学非常勤講師)に従事し、長崎でようやく職を得るも、何かが足りないと思い、長崎製糞社というバンドを結成。そもそも宮崎滔天が長崎にいる頃にイサク・アブラハムという謎のヒッピーを囲い、作られた団体で、「人間はうんこしか作れない」という教えのもとに集まったアナキスト集団に由来。その名前を復活させて、長崎市内のイベントや青森県立美術館などで演奏。decomposeという概念を考えながら、分解や解体を抽象的に試みるが、なんだかんだ具体的に解体屋や葬儀屋をやったほうがいいのではないかと模索中。